倉敷商工会議所会報 vol.734(2018/02/15)へ寄稿いたしました
競売と任意売却
倉敷商工会議所会報を読んで下さっている皆さま、こんにちは!オハナ不動産の山部真一です。2月6日に「岡山でローン未払いでマイホームが競売にかけられる前に絶対知っておくべき任意売却というすごい選択」という本を出版しました。本の内容は何らかの事情(離婚、教育ローン、転職など)で、住宅ローンが払えなくなってしまった人に、自己破産や競売以外にも選択肢があることを漫画などを使ってわかりやすく伝えています。現在住宅ローンの支払いで困っている方だけでなく、これからマイホームを購入しようと考えている方にも読んで頂きたい内容です。「知っている」と「知らなかった」では、大きく結果が変わってくることがあります。最寄りの書店さんにもありますので、一度手にしてみて下さい。
2月は『競売と任意売却』についてお伝えします。
競売(けいばい)とは、裁判所の指導のもと、業界紙、インターネットを用いて競売広告を行い、入札制度により最高価格を申し出たものに売却することです。そして、任意売却(にんいばいきゃく)とは、借りていたローンが払えない、滞納しているなどで、いずれ所有不動産が競売になってしまうことが予測されるような場合に、競売入札が開始される前に債権者(銀行さん等の金融機関)の合意をとって任意に売却することです。当社が日頃から取り組んでいる「任意売却」をオススメする理由として、競売のデメリットは、①市場価格より大幅に安い価格で売却されてしまう。②引越し費用は全額自己負担。③強制立ち退きを命ぜられる場合も。④業界紙やネットで公告され、周囲に知られてしまう。ことなどです。そして、任意売却のメリットとして、①市場価格に近い価格で売却することが可能。②売却代金から、引越し資金を確保することが可能な場合がある。③売却後の残債の返済方法の話し合いが進めやすい。④一般の物件と同じように販売する。ことなどです。当社では、住宅ローンで悩んでいる方の相談会を行っています。今までお会いした沢山の方が、「どうにかしたいとは思っていたが、なかなか誰にも相談できなかった…。」とおっしゃっていました。専門家に相談することにより、借金や返済方法の知識を得るだけで考え方が変わり心に余裕が生まれ冷静に判断できるようになります。「誰にも相談できない…。」と一人で悩まず、専門家に相談することをオススメします。