倉敷商工会議所会報 vol.689へ寄稿いたしました
住宅ローンの支払いが困難になった時の間違った対処法
5月の連休に『山口100萩往還マラニック大会140キロの部』に参加してきました。140キロの部は夕方6時にスタートして、山口市から防府市を往復し、その後、山口市から萩市までの山越えを往復して次の日の夕方6時までに帰ってくるという、とても素敵な内容のレースです。レース結果は山越え60キロで爪がはがれ、65キロ超えてから血尿が始まり、結局112キロ地点でリタイア(泣)。残念でしたが、これが今の実力です。もう参加はしないと心に決めたので、参加することはないと思いますが(今のところ)、萩往還マラニックにご興味ある方には練習方法やレース当日の準備物などをアドバイスできると思いますので、ご連絡下さいませ。大会関係者の皆さま、ボランティアの皆さま、応援して頂いた皆さま、本当にお世話になりました。感謝
5月は「住宅ローンの支払いが困難になった時の間違った対処法」についてお伝えいたします。
住宅ローンの支払いが難しくなってくると、どんな方でも焦ってしまいますね。せっかく買ったマイホームだから、手放したくない。どうにかして支払い続けていきたいと考えると思います。そして、さまざまな手だてで支払っていこうとします。その時に、間違った対処法を取ってしまう方も少なくありません。住宅ローンの支払いが困難になった際に間違った対処法をとらないようにしましょう。例えば、次のようなことがあります。
①「消費者金融から借入れをして住宅ローンの支払いをする」テレビのCMなどで消費者金融からの借入れへの抵抗感が薄れてきています。そのため、住宅ローンの支払いをするために気軽に消費者金融またはクレジットカードから借入れをしてしまう方がいます。住宅ローンの金利は2%程度が多いのですが、消費者金融やクレジットカードの金利は15%以上です。一時的に住宅ローンの支払いはできますが、結局は借金の額が増えるので、これがきっかけになり、状況が悪化することがあります。
②「親・兄弟・親類から借金して支払いをする」消費者金融から借入れするよりはということで親・兄弟や親類から借金をして住宅ローンの支払いにあてる方も少なくありません。しかし、住宅ローンを組んだときの予定と違って収入が減ったり、その他の原因で住宅ローンの支払いが苦しくなっているのが原因の場合が多くなっています。その原因を無視して、身内から借金をして支払いをしてもやはり、一時しのぎにしかなりません。多くの人を巻き込み、結局は共倒れになってしまう可能性もあるので、身内からの借金をする際には注意が必要です。
③「弁護士事務所さんだけに相談して解決しようとする」弁護士さんは法律の専門家で頼りになる存在です。しかし、不動産などのことは専門ではありません。競売にかけられずにすむ方法、今の家に住み続けられる方法、引越し代をどうにか捻出する方法など住宅ローンの専門家にも一度相談してみることをおススメします。④「なにもしない」支払いが困難になってしまってから「どうしたって無理だから」といって諦めて、何もせずに競売を待つだけでいいのでしょうか?競売にかけられる前に専門家に相談をしてみることをおススメします。
このように間違った対処法をとらないように、住宅ローンの支払いが難しくなったら、まずは、専門家に相談してみましょう。最初はメールや電話での相談をしてみるのもいいですね。