倉敷商工会議所会報 vol.709へ寄稿いたしました
代位弁済予告の通知とは
倉敷商工会議所会報を読んで下さっている皆さま、こんにちは!オハナ不動産の山部真一です。
明けましておめでとうございます!今年も1年、宜しくお願い致します。年頭に今年の目標を決めています。仕事のこと趣味のことなど出来るだけ具体的に期日と数字を入れて、年末に達成しているかどうかが確認出来るようにしています。その中でも今年一番のワクワクする目標は6月に出場するトライアスロンのレース、「アイアンマン ケアンズ」です。目標タイムは11時間30分。各パート(スイム、バイク、ラン)が決めた時間でクリア出来るように、練習スケジュールもケガの無いようにこなしていこうと思います。今年も楽しみます(^_-)-☆
1月は『代位弁済予告の通知とは』についてお伝えします。
「期限の利益喪失通知」届くのとは別に金融機関によって名称は違いますが、「代位弁済予告のご通知」「保証債務履行のご通知」が届きます。簡単に「代位弁済予告のご通知」と一般的に言われているものです。この「代位弁済予告のご通知」は、住宅ローンの契約をする際に、金融機関とは別に保証会社と「保証委託契約」という契約を結んでいます。この契約は、「住宅ローンの融資の保証会社に依頼する」といった契約です。住宅ローンの返済が困難になり、支払いが滞ってしまって住宅ローンの支払いが継続できない場合には、保証会社があなたの代わりに金融機関に住宅ローンの残高全額を一括返済します。このことを『代位弁済』といいます。しかし、この『代位弁済』がされたからといって債務はなくなりません。支払っていく相手が金融機関から保証会社へと変わっただけです。しかも、保証会社のほうが、色々な条件などが厳しくなると思ってもかまいません。「代位弁済予告のご通知」とは、支払う相手が変わることと保証会社にローンの残高全額を支払ってもらいますよという通知です。「代位弁済予告のご通知」の場合は、まだ代位弁済が行われていない段階なので、支払えるのなら代位弁済は行われません。もし、「代位弁済」行われた場合のデメリットは、「代位弁済予告のご通知」がきたら、金融機関は、住宅ローンの残高を一括での返済以外は認めません。一括で支払うことができない場合はマイホームを売却されてしまいます。他には、団体信用生命保険の契約も解除されます。もし、「代位弁済予告のご通知」がきたタイミングで、何かあれば保険金は下りません。残された家族は窮地に立たされてしまいます。これがデメリットです。「代位弁済予告のご通知」がきたら、多くの場合諦めて「自己破産」をしてしまいます。しかし、専門家に相談することで多少なりとも道はひらくことができます。まずは、専門家に相談して選択すべき道を模索する事をお勧めします。