不動産売買・活用 / 住宅ローン問題解決の専門家

株式会社オハナ不動産

寄稿・講演・出演情報

オハナ不動産では、これまでに数多く手掛けてきた不動産の売買や活用の事例、相続問題や住宅ローン問題の解決などから得られた知見を、寄稿・講演・出演を通じてみなさまへ提供しています。

倉敷商工会議所会報 - 746 2019(平成31年)/2/15

住宅ローンの返済中なのですが、ローンが残っていても家を売却できますか?


2月は「住宅ローンの返済中なのですが、ローンが残っていても家を売却できますか?」についてお伝えします。

住宅ローンの返済中であっても売却は可能です。ただし、現在のマイホームの市場価格よりも、住宅ローンの残りの返済額の方が高い(多い)、つまり「オーバーローン状態」である方の場合は、まずそれを解消しなければなりません。まずは、マイホームの現在の市場価格を確認してください。そして、オーバーローン状態であっても住宅ローンの残債務との差額を現金で用意できれば、借入をしている金融機関の抵当権を抹消でき、売却が可能となります。逆にいえば、基本的に残債務を金融機関へ全額返済できなければ、抵当権を抹消することはできず、売却もできません。しかし、市場価格と残債務の差額は数百万程度になりますので、実家のご両親から支援を受けられるような方でない限りは、それを用意できる方はあまり多くありません。マイホームの購入時は「理想、自分の好みに合わせるなら、やっぱり新築でないと!」と、将来的なことはあまり深く考えられずに購入される方が多いです。ただ、その後に夫婦が不仲になったり、転職等で収入減になったりで、夢だったマイホームを売りたいとご相談にいらっしゃる方は、残念ながら毎月固定数いらっしゃいます。売却されたい理由はみなさんそれぞれ、いろいろとあると思いますが、上述したような理由で売却したくても売却できない方が多いのが現実なのです。ただ、売却されたい方は、まずは「マイホームの現在の市場価格」を調べてみてください。日本全国どこでも、近隣の不動産屋さんにお願いすれば無料で査定してくれます。その上で、市場価格と住宅ローンの残債務の差額を確認して、売却できるかどうか?売却すべきか?を考えてみてください。もし、売却されたい理由が退職や失業、転職などによる収入減が原因で返済が難しい...といった経済的な理由でしたり、夫婦仲の悪化が原因の離婚を機に売却したい...といった理由でしたり、そのような方は当社のような任意売却を専門で行っている業者さんか、住宅ローンの借入をしている金融機関へ相談してみてください。任意売却であれば、オーバーローン状態であっても債権者(住宅ローンの借入している金融機関)の了解を得て売却できる可能性があります。残った残債務は、無理のない返済計画で毎月支払っていけますので、数年後には完済できます。それでも返済が難しい場合は、任意売却後に法的手段を取って債務を整理される方もいらっしゃいます。無い袖は振れません。住宅ローンの返済や追い金を作るために無理をして他から借り入れを行い、それを支払いに充てるようなことだけは絶対に考えないようにしてください。もし、経済的な理由で住宅ローンの返済が難しくなった、離婚を機にマイホームを売却したい、そうしたことでお悩みでしたら、一度当社へ相談してみてください。


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