不動産売買・活用 / 住宅ローン問題解決の専門家

株式会社オハナ不動産

寄稿・講演・出演情報

オハナ不動産では、これまでに数多く手掛けてきた不動産の売買や活用の事例、相続問題や住宅ローン問題の解決などから得られた知見を、寄稿・講演・出演を通じてみなさまへ提供しています。

倉敷商工会議所会報 - 699号

自己破産


倉敷商工会議所会報を読んで下さっている皆さま、こんにちは!オハナ不動産の山部真一です。いつも読んで頂きありがとうございます。
2月に9歳の息子と妻との三人で雪山に遊びに行きました(^^)スノーボードは10年以上行ってなかったので本当に滑れるのか心配でしたが、滑り始めるとすぐ体が思い出し何とか滑ることができました。そして昼前に滑っていると転倒し人生初の骨折をしてしまいました(泣)骨折したのが幸いにも利き腕の右腕では無く左腕だったので良かったのですが、その日から服を着るのもお風呂に入るのもご飯を食べるのも普段の3倍近く時間が掛かる生活になってしまいました(汗)普段普通に出来ていることが出来なくなると、とても不便です。ご年配の方や体が不自由な方の普段感じていることが少し分かったような気がしました。何からでも気づくことはありますね。感謝

3月は『自己破産』についてお伝えします。

『自己破産』をおこなった場合にもメリットとデメリットがあります。では、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。まず、『自己破産』をおこなった場合のメリットは①免責を受けることができた場合には借金が全てなくなります。②生活に必要な財産は処分しなくてもいい。③『自己破産』の手続きを弁護士に依頼した場合には、弁護士が依頼を受理した時点から支払いを止めることができます。(自分で『自己破産』の手続きを行った場合には、『自己破産』の申立書が裁判所に受理した時点)④収入がない場合や収入が低い場合にも『自己破産』ができます。⑤借金の金額に関係なく手続きをすることができます。最大のメリットは、なんといっても借金がなくなるということです。また、『自己破産』の手続きを開始すると、債権者は給料の差し押さえなどの強制執行ができなくなります。そして、『自己破産』をおこなうことでのデメリットは、手続き中は①マイホームは手放さなければならない。②給料に見合わない消費やギャンブルでの借金は免責が受けられない場合があるように、免責不許可事由があります。③資格の制限があります。④裁判所に出頭することが必要になります。⑤破産者名簿に記載されてしまいます。⑥官報に掲載されます。『自己破産』決定後のデメリットは①いわゆる”ブラックリスト“といわれる、信用情報機関に登録され、一定期間(5年~10年)は借入をすることができません。②『自己破産』をした後、数年間(7年ぐらい)は再度『自己破産』の手続きをとることができません。他にも『自己破産』は債務者の必要最低限の生活費や財産以外を全て換価して、債権者に配当する制度なので、一定の財産は失ってしまいます。管財人がついた場合には、破産管財人によって郵便物が管理されます。また、手続きを迅速に行い、債務者の逃亡や財産の隠蔽を防ぐ為に破産手続きが終了するまでの期間は裁判所の許可がなくては、住所の移転や長期の旅行ができません。更に、破産手続きが開始決定後から免責許可の決定がおりるまでは公法上、私法上の制限を受け、いくつかの職業につくことができませんし、資格も制限されます。以上が『自己破産』のメリットとデメリットになります


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